• 宮野ののドストエフスキー「罪と罰」を読み終えた。 読む前は退屈で難解な文章を覚悟していたけれど、全然そんなことはなく読みやすくて面白かった。 光文社文庫は登場人物を紹介した栞が付いているので読み進める手助けになった。


宮野のの

極度の貧乏に対する描写の細かさ。極貧が精神に与えるみじめさ、情けなさ。
そういった陰惨な雰囲気の描写が非常にリアル。
家族を養うため、娼婦にならざるを得なかった若い娘。
一方父親は、ようやく役人の仕事に就けたと思ったら、最初の給料を貰った途端に職を捨て、給料を全額服と酒に使い込み、妻(再婚)にボコボコにされる。
宮野のの
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メモ2021/06/28 (月)22:21のメモPC この日のメモ
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  • 宮野のの主人公は「選ばれし人間は道徳に反する行動を取って良い」という思想から、悪徳高利貸しの老婆とその義妹を殺害する。奪い取った金は娼婦の娘の家族にあげるが、殺した理由は金のためでも娘のためでもなく、自分は選ばれし人間としての資格があるか確かめるためだったと語る。[読書]
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